会員様にお支払い戴く保険料等の内訳は、会費+労災保険料となっております。労災保険料の部分は、後日全額、国庫に送金します。この保険料の部分は、国が労災保険料率(現在は1000分の19)を決定していて、どの団体も同じです。
違いは、運営する団体によって会費の設定が異なると言うことです。当会の会費相当部分は、低めに設定したのですが、なかにはとんでもない安い会費の団体もあります。ご加入なさる一人親方様にとっては、一見、会費は安ければ安いほどよいと感じるかも知れませんが、「会費が安ければそれなりに」ということもあります。
同じサービスなら安い方が良いと思うかもしれませんが、あまりにも安いと良質なサービスの提供は困難になります。たとえば、当会では一人親方様に年賀状をお出しします。これは、もちろん新年のご挨拶でもあるのですが、一人親方様の住所変更等の所在確認のためでもあります。
万が一の労災事故等の対応で、親方様の住所が不明では大切な労災関係の書類を届けられないからです。しかしながら全会員様に年賀状をお出しすると大変なコストがかかります。もし、カツカツの会費だとそういうこともできなくなってしまいます。会員様に対するサービスを考えても結局はコストがかかるからやめようという話になります。
逆に、当会より遙かに高い会費を設定している団体もたくさんあります。この団体を立ち上げたときに、本音を言うとそういう会費が高い団体の一人親方様が多数、当団体に乗り換えてくれるのではないかと大いに期待していましたが、現実はそういう事例は、ごくわずかでした。
会費は1円でも安い方が良いというお考えの一人親方様もいらっしゃるかも知れません。しかし、見た目の安さと実質的な安さには違いがあるという真実をご理解できない方にはあまり当団体の会員になって欲しくないと思っています。
適正な会費で充実したサービスを埼玉労災一人親方部会では理想としております。