一人親方の団体は、労働局から承認を受ける際に、その団体のある都道府県とその隣接県に募集範囲が限られることから、本来、その地域に根ざした活動が求められていると思います。一人親方団体の中には、各地方で一人親方団体の承認を受け、全国展開をしようとしている団体がありますが、当会ではそういう戦略は採用致しません。
それは、団体の会員様である一人親方様から見たときに、なんらメリットがないからです。団体が全国的で、会員数も多いから信頼できる、安心できるって話ではありません。労災発生時の認定、給付は国が直接行うことであり、団体の規模でそれが変わることがないからです。一人親方の団体は、民間の保険会社ではないのです。
全国展開しなくても、埼玉労災一人親方部会にご加入になれる一人親方様は、関東全域に、山梨、長野、静岡にお住まいの方で、かなりの広範囲となっております。まずは、この地域にお住まいの一人親方様にとって、どんなサービスがもっとも喜ばれ、支持されるかということを真剣に追求していきたいと考えております。
人数よりサービス
わずか数十名で出発した埼玉労災一人親方部会ですが、現在ではかなり多くの会員様のご支持をいただき、お陰様で順調に会員数を拡大しつつあります。会員数の増大は団体の運営者にとっては、運営費の資金繰り上余裕が持てるのですが、上にも書いたとおり、一人親方の団体は民間の保険会社ではありませんので、会員数は労災発生時の保険給付にはまったく関係がない話です。
むしろ会員数が多いことを誇るより、一人親方の団体として、一人親方様に対し、どのような会員サービスを徹底していくかということのほうがはるかに重要と考えています。
地域No.1のサービスとは
会の規模が大きくても、全国展開をしていても、肝心の一人親方様にはなんのメリットもないのです。埼玉労災一人親方部会では、会員サービスとして、土日、祭日も電話受付、対応をしており、また電話対応の時間も、夜の10時まで受け付けております。
また、労災保険を必要な人が、必要なときに加入しやすい団体を目指しています。クレジットカード決済の導入を一人親方の団体に日本で最初に導入したのは、そのような発想が根本にあるからです。「明日の安全会議に必要なので急いで加入したい」・・・こんなご要望をたくさんいただきました。土日祭日はもちろん、平日午後3時以降では金融機関はストップしており、保険料等のお支払いが出来ません。クレジットカードであれば1年365日24時間いつでも決済が可能なわけですから、ご加入をお急ぎの一人親方様にとっても、この利便性は無視できません。
電子申請で完全翌日加入を目指す
埼玉労災一人親方部会では、他の一人親方団体に先駆けて、電子申請による加入手続を早期に導入いたしました。当団体では、夜の8時に新規で申し込まれても、翌日からの加入が可能となっており、このようなサービスを提供している団体は当会だけです。電子申請システムのメンテナンス時を除き、かなり厳しい時間帯であっても一人親方様の要望があれば、翌日加入を徹底しております。