「埼玉労災一人親方部会」は登録商標です。団体の運営者としてやるべきことはのひとつは、団体の価値を高めることです。一人親方の団体として知財戦略を検討することは大事なことだと思っています。この場合、当会にとっての「知財」とはなにかというと、たとえば会の運営そのもののノウハウであったり、会員の募集についてのノウハウだったりしますが、実は、会の名称そのものが、当会の場合は最も貴重な「知財」のひとつになります。
埼玉労災一人親方部会は法律上は、権利なき社団、人格なき社団と言われます。労働局に労災保険特別加入団体としての承認を受けていたとしても法的には、誰でも「埼玉労災一人親方部会」を名乗ることができてしまいます。そこまで露骨ではないにしろ似たような名前の団体を作られる可能性は排除できません。
ホームページの運営では、当会のホームページは同業者に露骨に盗用されていて、見た目そっくりなサイトが多数登場してきました。埼玉労災一人親方部会もいつの間にか他の団体から真似られ、追われる存在になったようですが、このような団体も裏側では熾烈な競争をしており、運営者の人間性を疑いたくなるようなこともかなりあります。
このような状況下ですから、会の名称も盗用される危険がありました。そこで特許庁に商標の登録を申請いたしました。名称の新規性を認められ、約半年の審査期間を経て商標として登録されることになったのです。